立憲民主党の代表選(23日投開票)に立候補している4人は15日、NHKの討論番組で、自民党総裁選で浮上している「早期の衆院解散・総選挙」論をそろって牽制(けんせい)した。総裁選の候補者が打ち出しているさまざまな政策に対しても、泉健太代表(50)は「(自民派閥の)裏金を忘れさせるための媚薬(びやく)みたいなもの」と批判した。
9人の総裁選候補者の中から出ている選択的夫婦別姓の導入、政策活動費の廃止、防衛増税の停止をめぐり、泉氏は「立憲が訴えてきた政策を並べている」と指摘。「もう全部やりましょう。国民のため、すぐに解散ではなく。全部実現できる」と訴えた。
吉田晴美衆院議員(52)も「今すぐ(衆院解散で国民の)信を問う場合、大義はどこにあるのか疑問だ。空手形、空騒ぎにならないかと危機感を持っている」と語った。
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